ビットコイン

2023-02-07 (火) 20:23:55

ビットコイン

  • Bitcoin

ビットコインとは

  • 仮想通貨(暗号通貨)
  • 非中央集権性
  • 分散台帳
  • ビットコイン・アドレス
    • 先頭文字
    • 27~34桁
    • 英数字
  • Satoshi Nakamoto論文(2008年発表)
  • BTC -ビットコインの単位
  • BIP(Bitcoin Improvement Proposal)-ビットコインの改善提案の番号
  • 6承認 -トランザクションを送信した状態が「0承認」、台帳に記載されたら「1承認」、その後ろに別のブロックが記載されたら「2承認」と続き、一般的には6承認の確認ができれば、安全に台帳に記載された、と言われている。

仕様

使われている技術

通貨の説明

  • 約10分ごとに発行
  • 約4年ごとに発行量が半減
  • 発行量の上限は、2100万ビットコイン

利害関係者

  • コア開発者
  • マイナー(採掘者、マイニング事業者)
  • 取引所、ウォレット
  • マーチャント

ブロック

  • ビットコインの取引(トランザクション)の塊

マイニング

  • ブロックの承認作業
  • 1ブロックの承認作業にかかる時間は、約10分。
  • 承認作業に成功したマイナーが受け取る報酬は、25BTC。
    • 1回のマイニングで得られる報酬は21万ブロックごとに半減。
  • パブリック型(誰でもできる)
  • ASIC(マイニング専用の機器)

マイニングの方法

  • ソロ
    • 単独で行う
  • プール
    • 複数のマイナーと協力して行う

ウォレット

ウォレットの分類

  • 完全クライアント
  • SPVクライアント
  • オンライン
  • オフライン
  • Blockstream Green

歴史

  • 2009年1月 公開(ソフトウェアが配布)

2017年8月1日騒動

  • ビットコインのトランザクション逼迫によって承認に時間がかかる問題を解消する方法として、Segwitに主要マイナーが賛成しないため、ユーザと開発者が2017年8月1日にSegwitを強制的に有効化するという騒動。
  • 従前の「ビットコイン(BTC)」と、新しい仮想通貨「ビットコインキャッシュ(BCC)」の分裂の動きも。
  • Segwit(Segregated Witness)
    • ソフトフォーク
    • ブロックサイズを拡張せず、ブロックの情報を圧縮して書き込める情報量を増やす仕様変更
    • 署名部分を別管理する仕様変更
    • 支持者:開発メンバー
    • Bitcoin Core(BTC)
    • BIP141 -SegwitをBIP9(投票)によって行う提案
    • BIP148 -UASF(User Activated Soft Fork)Segwitを8月1日0時(UTC)に強制的に有効化する提案。
  • BTU(Bitcoin Unlimited)
    • ハードフォーク
    • ブロックサイズを8MBに大きくする仕様変更
    • 支持者:マイナー
    • Antpool(マイニングプール)
    • Bitmain(マイニング会社)
    • ASICBoost(特許)
    • BIP101
    • BitcoinCash/BitcoinABC -BTUを8月1日12:20(UTC)に強制的に有効化する動き。
    • UAHF -Segwit2xのソフトウェアが8月1日までにリリースされない場合、実行すると宣言されている
  • Segwit2x
    • Degital Currency Group のバリー・シルバートCEOが提案した案
    • 80%の合意が得られれば、Segwitを実装(ソフトフォーク)し、その6ヵ月後にブロックサイズを2MBに拡張(ハードフォーク)するという案
    • NYA(ニューヨーク協定) -Segwitとハードフォーク(ブロックサイズ2MBへの拡張)の両方を行うことの合意
    • 7月31日or21日までにのソフトウェアをリリースする予定
    • 開発スケジュールが逼迫しているため、不具合発生の懸念がある
    • BIP91
  • 時系列
    • 2015年8月:ブロックサイズの拡張が提案される。
    • 2015年12月:Segwitの案BIP141が提案される。
    • 2016年12月:Segwitの案BIP141の投票が開始。その後、17年5月時点でも支持率40%未満。
    • 2017年3月12日:Segwitの案BIP148が提案される。
    • 2017年3月18日:取引所18社による共同声明(分裂が起きた場合、BTCをビットコインとし、BTUは別の仮想通貨として扱う)
    • 2017年5月23日:Segwit2x(BIP91)が提案される。
    • 2017年6月14日:UASFが発表される。
    • 2017年7月21日:BIP91がロックイン
    • 2017年7月23日13時46分:BIP91が有効化(アクティベート) ※Segwitが1ヶ月以内に有効化予定(ほぼ確実)。UASFによる分岐の可能性はなくなる。UAHF(BTC Cash)による分岐の可能性は残る。
  • 2017年7月27日前後:新しい難易度調整期間(2週間)が始まる(全てのマイナーがSegwitのシグナルを発し始める)※見込み
  • 2017年8月10日前後:難易度調整期間(2週間)が終わる。(Segwit準備のブロックが95%を占めることが想定される。Segwitがロックイン、有効化されることが確定する。この時点で今回の騒動は解消された考えてよい。※見込み
  • 2017年8月24日前後:Segiwtiが有効(アクティベート)。Segwitトランザクションの利用開始。以降、スケーリングの効果が出てくることが予想される ※見込み

テストネット

関連サイト

関連用語

  • ノード -ビットコインのネットワークに繋がるコンピュータの1つ1つを指す
  • トランザクション -1回の送金の単位
  • リオーガニゼーション(reorganization)(reorg)
  • ロックイン -一定数の支持を得て仕様変更の採用が決定すること
  • アクティベート -仕様変更が有効になること
  • ASICBoost -Bitmain社が特許を持つマイニング製品
  • ビザンチン将軍問題ビザンツ・コンセンサス
  • DAO(Distributed Autonomous Organization)-自立分散型組織