DoS攻撃

2023-07-01 (土) 22:17:09

DoS攻撃

名称

  • Denial of Service attack
  • サービス妨害攻撃
  • サービス不能攻撃
  • サービス拒否攻撃

概要

  • サービス停止を狙った攻撃
  • サーバなどがサービスを提供できない状況にする攻撃。

DoS攻撃 の種類

  • システムリソース(CPUやメモリー)を過負荷状態にする
  • 大量アクセスでネットワーク帯域をあふれさせる
  • システムの脆弱性を突いて、OSやアプリケーションを不正動作させ異常終了させる

DoS攻撃 の手法

DDoS攻撃

マルチベクトル型DoS攻撃/DDoS攻撃

  • 複数の種類のDoS攻撃を同時に行うDoSの攻撃手法

フラッド攻撃(TCP)

  • SYNフラッド攻撃
    • SYN Flood攻撃
    • 攻撃対象のサーバにTCPのSYNパケットを大量に送りつける
    • SYNパケットを受けたサーバはSYN/ACKを応答してACK受信の待機状態のまま放置され、TCP接続のリソースを使い果たしてTCP接続ができない状態になる
    • 送信元アドレスが偽装されている場合は、攻撃者の特定が困難
  • Connection Flood攻撃
    • TCPポートとのコネクションを大量に確立させ、大量のプロセスを起動させてソケットを占拠させる
    • TCPコネクションを確立するので、送信元アドレスの偽装が困難
  • HTTP POST Flood攻撃
    • TCP接続を確立した後に、大量のPOSTメソッドを送りつける
  • HTTP GET Flood攻撃
    • TCP接続を確立した後に、GETメソッドを送りつける

フラッド攻撃(UDP)

  • UDPフラッド攻撃
    • UDP Flood攻撃
    • 攻撃対象のサーバにUDPポートに大量のパケットを送りつける
    • サイズが小さいパケットを大量に送りつけると、ファイアウォールなどのネットワーク機器が過負荷状態になる
    • 送信元アドレスの偽装が容易
  • UDP Storm攻撃
    • 攻撃対象のサーバにサイズが大きいUDPパケットを大量に送りつける

フラッド攻撃(ICMP)

  • ICMPフラッド攻撃
    • ICMP Flood攻撃
    • Ping Flood攻撃
    • 攻撃対象のサーバにサイズが大きいICMP のエコー要求(ping)を大量に送りつける
    • 攻撃対象のサーバを過負荷状態にする
    • 送信元アドレスの偽装が容易
  • Smurf攻撃
    • 送信元アドレスを偽装したICMP のエコー要求(ping)を送り、大量の応答パケットが攻撃対象に送られることで、攻撃対象のネットワーク帯域をあふれさせる
      • 踏み台として攻撃に加担させるホストのブロードキャスト宛に、送信元アドレスを偽装したエコー要求を送信する
      • 踏み台として攻撃に加担させられたホストは、攻撃対象である送信元アドレスのホストに対してエコー応答を大量に送りつける
    • 反射・増幅型DDoS攻撃の一種

その他

  • EDoS攻撃
    • 使用料に応じて課金されるクラウドサービスの特性を利用して、大量にリソースを消費させる攻撃による経済的ダメージを狙った攻撃。

対策

検知

防御

関連用語