FHS

2021-11-14 (日) 12:02:01

FHS

  • Filesystem Hierarchy Standard

FHS とは

  • Linuxのディレクトリ構成の標準規格

ディレクトリ

必須 ※システムの必要なファイルが格納されている

  • bin
    • コマンド(一般ユーザが実行可能)
  • sbin
    • コマンド(システム管理者のみ実行可能)
  • etc
    • システム、アプリケーションの設定ファイル、スクリプトファイル
  • dev
    • デバイスファイル
  • lib
    • 共有ライブラリ、カーネルモジュール

任意

  • home
    • ユーザ単位のホームディレクトリ
    • 独立したファイルシステムにすることで保守性を向上できる
  • media
    • デバイスファイルのマウントポイント(DVD-ROMなど外部メディア)
  • mnt
    • デバイスファイルのマウントポイント(一時的なマウント)
  • opt
    • パッケージ管理を使った場合のアプリケーションのインストール先
  • proc
    • カーネルにアクセスするための仮想的なファイルシステム
  • root
    • スーパーユーザー(root)のホームディレクトリ
    • /home ファイルシステムがマウントできなくなってもシステムのメンテナンスができるように別ディレクトリになっている
  • boot
    • OSの起動に使う設定ファイル、カーネルイメージ
  • tmp
    • 一時ファイル(全てのユーザーが読み書き可能)
  • usr
    • コマンド、ユーティリティ
    • usr配下のディレクトリ構造
      • /usr/bin ※緊急時のシステム保守に必須ではないコマンド
      • /usr/sbin ※緊急時のシステム保守に必須ではないコマンド
      • /usr/lib
      • /usr/local
      • /usr/share ※システムアーキテクチャに依存しないファイル
      • /usr/src ※カーネルのソースコード
  • var
    • ログファイル、スプールファイル(頻繁に書き込みが行われるファイル)
    • var配下のディレクトリ構造
      • /var/cache ※キャッシュファイル
      • /var/lock ※排他制御に使うロックファイル
      • /var/log ※ログファイル
      • /var/run ※システムの状態が記述されたファイル(*.pid のPIDが記述されたファイルなど)
      • /var/spool ※処理待ちのデータ

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